ああ、朝っぱらからいい男だな。
なんて、恋人自慢もいいところだ。
エーはすごかった。
それはもう、すごかった。
気持ちよかった。疑うことねぇ気持ちよさ。
俺は、別にケツ処女ってわけじゃねぇし、だったら俺が受けてたとうって感じだったんだが。イイ。エー最高だった。
服は別に、破かれたとかそういうわけじゃねんだけど…俺のあれとかそれとか。まぁ、色々でぐしゃぐしゃ。
俺もエーもがまんできねぇその結果。
あーもう無理。っておもうくらいやられたのに、俺はエーをからかう。
俺がこうやってエーをからかうのは、エーが我慢してるの面白いからってのがある。
エーはそんなことして知りませんよって顔するが、問題ない。
エーの理性が切れても、俺はやられたっていいとおもってセクハラをしている。
あーほんと、エーはいい。
俺のことをサクラと呼ぶことになったエーは、俺がシャツを着ると、ふと笑ってサイズ大丈夫そうでよかったといった。
あー。俺のがちょっとだけ細いみてぇだけど、だいたいサイズはいっしょっぽいな。
なんて思っていたら、俺は姫抱きされた。
しかたねーよなぁ。立てねんだから。
ソファに座らされて、ここが金持ち学校でよかったなぁとなんとなくおもった。
じゃねぇと、一人部屋にこんなソファついてねぇよ。
「エー、飯と飲みもん」
といいながら、携帯で遠田に命令をしておく。
じゃねぇと幼馴染の貞操の危機だ。すでに女にされていたら、すまんと謝っておこう。
エーはパンとミネラルウォーターを持ってきてくれた。
「菓子パンかおかずパンか」
二択だ。
「おかずパン」
投げ寄越されたのは焼き蕎麦パン。定番だな。
そうおもっているとペットボトルも投げられた。
「それじゃたりないでしょうけど、我慢してください」
「…ぱしりつくんねぇとな、この学校に」
「それも我慢してください、俺がぱしられとくんで」
「あー…じゃあ、飯つれよ」
「作ったことないんですけど」
「じゃあ、練習しろ。オマエ、ぱしってる間、俺が暇だろ」
自分中心と笑うがいい。
俺は手料理というものに期待なんてしてない。
作ってくれるのは大変嬉しいし、うまけりゃさらに文句はない。
でも、そういうアピールしといて冷凍食品ばかりの弁当とか、お惣菜コーナー詰め合わせましたという弁当とか食わされてきたら、期待も自然としなくなる。
それを手料理といいたいのなら、言えばいい。少なくともお惣菜コーナーのものは誰のかはわからないが手料理だ。
せめて玉子焼きくらいは手料理であって欲しいところだが、俺が食べらされた冷凍食品弁当には玉子焼きではなく解凍オムレツが入っていた。すばらしい。完璧だ。飯は焼きおにぎりだった。
まずいものは一切はいっていない。冷凍食品はすばらしい。すばらしいが、なにか腑におちない。
レンジでチンして、弁当につめた。ということが手料理と、そういわれるなら、まぁ、それでもいいが、なにか。なにか腑に落ちない。
それを考えるなら不味くても、作ってくれたのなら偉い。文句をいうやつは冷凍食品くってろよ。あれは外れない。
そんな俺が、だ。
一緒にいたいがために、飯つくれといってんのはまぁ、…自分でいうのもあれだが、かわいいもんだ。
エーと一緒にいたいからとか、ほら、かわいいもんだろ?