どーしてこーなるの!?
ちょ、またかよ!
大人の階段もういいよッつか、今更じゃんッ
また、やっぱりやじゃねぇなとか!そんなんどうだっていいよ!気まぐれ、ダメ絶対!
どーも。またマウントポジションとられてます。うぇえ…
なんでなんで!何で俺なの!?つか、どうしてここでエッチな展開なの!?
普通、親友が大変なことになって、恋が芽生えちゃうかも☆的展開じゃねぇの!?
いや、芽生えちゃ困るがな!!俺男だし!
だが、強行突破は、さらに困ります!
「な、なん…っ」
「八つ当りに決まってんだろ」
八つ当りだ…と…!?
八つ当りで掘られたら、俺死んじゃう!死なないけど!
「だ、だっ、だ…!」
前のは結局なかったことになってたじゃんか!マジ今更だしッ
「なんだァ?あ?あー前もこんなことあったか?」
アリマシタトモーッ
「…忘れた」
覚えてろっていったのはお前だチクショーッ!
おおお、俺の貞操が風前の燈!
つか、せめてチェリー捨ててからがよかった。まぁ、掘られるのはどっちにしろ嫌だがな!
って、ふぎゃぁ!どこ触ってんの、どこ!?
ひぃー!他人の手で触られるのは初めてだけど、快感なんて感じたくないです!
何度も言うけど、可愛い女の子がいいんですッ!
神様仏様、つか誰でもいいから!タスケテーッ!
「アホが、なにしとん!」
軽くなったなぁと思ったら、アキラ様フライイング!
すげぇ!ふっとんだ!ふとんがふっとんだ!…失敬。
「何、手ぇ出してくれてんの?ありえんわ」
てか、関西弁とか、身近にいましたか?
と関西弁がするほうを見上げると、相変わらず怒ったら怖い我が親友が…ん?んん?
「大丈夫やったァ?堪忍なーとばっちりで…」
ポカーンと見上げる俺は思わずつぶやきますよね。
「関西弁…」
そうですね、今の雄成を顔文字で表すと(οдО;)だと思います。そう、ビックリ。
「え、あ、わす…れてくれないよ、ねー?」
インパクト強すぎて忘れられません、うなずくしかない。
「あー…なんや、まぁ…親友やもんな、ええか」
な、なにがですか!?
と、聞く前に、起き上がってくるアキラ氏。
「……やるか、オイ?」
「暴力反対ですわ、ボク」
にこっと笑うのがわざとらしいです。
天然だと思ってきたけど、本当はただの腹黒に三千点。さらに倍☆
「あんなぁ、黒板消しはまさか引っ掛かるとは思とらんかったし、金払うんは当然のことやろ?ちょぉ、打ち身が痛いからって八つ当りすることやないしぃ?」
何か、親友の言ってることが怖い気がするがきっと木の精☆なんかもう、この辺じゃ敵なしの人にメンチ切ってるとかも何かフェアリーテイルだよ、きっとね!たぶんね!
「とにかく。サクヤに手ぇ出してみぃ?許さんからな?」
お、男前です、雄成閣下!ほ、惚れてまうやろぉーッ!
ないけどな。
「じゃあ、サクヤ。いくで」
って、どこにですか。
アキラ氏がぬげーこわいんですが!こわいんですが!!
「あ」
再びにこーっと笑った親友の顔は、もう無邪気には見えませんですた。
「キョウによろしくいっといてね!」
キ、京一さんにも何かしたのか、閣下ぁあぁぁあぁぁッ!
「あ、あぁ…」
あれ、なんでそこで一歩下がって照れるんですか!わけが分かりません!!
「ほな、いくでー。ほら、さっさと自分で歩かんだら、姫抱きで連れてくで」
うう、天然で空気読めない親友はいったいどこへ…ううう…